電子天秤との接続
1,新光電子製電子天秤(OEM含む)の場合
天秤とPCの接続ケーブルは自分で用意する必要があります。
新光電子の天秤用RS232Cオプションを購入すると、天秤側のコネクタ(DIN-5)のみが付いてきます。これを自分のPCに適合する市販のRS232C用のシリアルケーブルを購入して、接続をする必要があります。制作の詳細は各天秤用オプションの取扱説明書をお読み下さい。
自作する場合半田付けなどの作業を要しますので、自信の無い方は天秤メーカーにご相談いただくか、Astraeaのケーブル付きパッケージ(予定)をご購入下さい。
<<参考資料>> ケーブルの作成と動作確認
2,A&D製電子天秤の場合
天秤とPCの接続ケーブルは自分で用意する必要があります。
EK-320HRの場合、市販のRS232C用のケーブル(D-Sub9pinメス−D-Sub25pinオス→例:エレコム製) が必要です。
電子天秤の設定
Astraeaに接続する電子天秤は、以下のように設定を行ってください。
特別に記載がない設定項目は工場出荷時の状態にしておいてください。
1,新光電子製電子天秤(OEM含む)の場合
機能項目 |
表示 |
設定値 |
機能の働き |
ボーレート |
7.b.L |
4800 bps |
天秤との通信速度を設定します |
2,A&D製電子天秤の場合(EK-320HRなど)
機能項目 |
分類 |
表示 |
設定値 |
機能の働き |
データ出力モード |
dout |
Prt |
3 |
ストリームモード |
オートプリント極性 |
dout |
AP-P |
2 |
+−の両極性 |
ボーレート |
Sif |
bPS |
3 |
48000bps |
ビット長、パリティ |
Sif |
btPr |
2 |
8ビット ノンパリティ |
3,島津製作所製電子天秤の場合
機能項目 |
表示 |
機能の働き |
通信速度 |
b-4800 |
48000bps |
ビット長、パリティ |
Pno |
8ビット長 パリティなし |
デリミタ設定 |
d-CrLF |
CR+LF |
両社とも上記以外の設定値は出荷時の標準状態で設定してください。
ボーレートに関しては、Version1.3.0以降はAstraea側の設定を変更してもかまいません。
バーコードスキャナの設定
通常は購入時の設定で問題ありません。
自動改行モードは「Enter + 改行」に設定してください(通常は購入時には設定されています)
常時読み取りモード設定が可能だと都合がよいでしょう。
IBMの「Thinkpad」シリーズのPS/2ポートにバーコードリーダーを接続する場合の注意点
「ThinkPad」シリーズをご使用になる場合、バーコードリーダーをPS/2ポートに接続してもご使用になれない場合があります。その際に日本IBMから販売されている
「キーボード/マウス・コネクター」を使用して、キーボードを接続するコネクタにバーコードリーダーを接続すると動作する場合があります。ちなみに、当薬局のデモ機や開発機はすべてThinkPad(535E,iSeries1620,T42)ですが、「キーボード/マウス・コネクター」を利用して、エリート社製のバーコードリーダーが動作しております。
ただし、この方法はすべてのバーコードリーダーに対して動作を保証するものではありませんので、詳しくはバーコードリーダーの販売店にご確認下さい。
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